争族対策(遺産分割対策)
相続が発生したときの一番あってはいけない状況は、相続人である配偶者や兄弟の間で争いが起きるということです。
親の死が原因で兄弟関係、親子関係が悪くなり、家族同士で集まることも無くなるなんて事は悲しいことですし、避けたいものです。
円滑な遺産分割のために遺言等の対策が必要
納税資金対策
相続財産が預貯金、生命保険、株式、投資信託など現金化の可能なものが多い場合は問題ありませんが、相続財産が主に土地等の不動産の場合、相続税の納税資金対策をしておくことが大切です。
延納や物納によって相続税を納めることも出来ますが、延納の利子は高く、また物納は評価額が実勢価格よりも低い場合は不利となります。相続税の納税資金が必要な場合は相続が発生する前に納税資金対策を行なうことが必要です。
土地などの換金性の低い財産の場合、相続税の納税資金準備が必要
- 財産を現金化する。
- 不動産を売りやすい物件に買い換える。
- 生命保険に加入し、相続発生時に現金を受け取れるようにしておく。
- 物納、延納の検討。
節税対策(相続税の軽減対策)
2015年1月1日から相続税の基礎控除額が引き下げられたことにより、これまでは相続税とは無縁だった人も、相続税の納税をしなくてはならないケースが増えてきています。納める税額がなるべく小さくなるよう財産を把握し、相続の際の分割方法、処分方法を考えておくことが重要です。
相続が発生したときに慌てないよう、あらかじめ節税対策の準備をしておくことが大切です。特に資産の多い家では税率も高くなりますので、より最適な節税対策をとっておく必要があります。
相続財産が多くなるほど税率が高くなりますので軽減対策が必要
- 生前贈与の活用
- 生命保険の活用
- 小規模宅地等の評価減の利用