続税の計算方法を学ぼう

「かつのオフィス」代表で相続診断士の「勝野 隆之(かつの たかゆき)」です。
相続に関する内容をシリーズ2回目

この記事が、あなたの相続に関するお悩みを解決する一助になれば幸いです。

相続税の計算方法

相続税の基礎知識

相続税とは、相続によって財産が引き継がれる際に、その財産の価値に応じて国に支払われる税金です。
相続税は、財産を受け取る相続人が負担します。
相続税は、相続財産の価値や相続人の数、税率などによって決まります。
また、法定相続分や遺言によって相続財産が分配される際にも、相続税がかかることがあります。

相続税の計算方法

相続税の計算は、以下の手順で行われます。

  1. 相続財産の評価額を算出
  2. 負債額を差し引いて課税対象額を求める
  3. 基礎控除額を適用
  4. 課税対象額に税率を適用して相続税額を求める

では、実例を用いて相続税の計算方法を具体的に説明しましょう。

仮に、2023年に亡くなったAさんがいるとします。Aさんには、以下のような財産があります。

  1. 預金: 10,000,000円
  2. 株式: 8,000,000円
  3. 不動産: 50,000,000円

また、Aさんには以下の負債があります。

  1. 住宅ローン残高: 20,000,000円

Aさんの相続人は、妻のBさんと子ども2人(CさんとDさん)です。

まず、相続財産の評価額を算出します。

預金、株式、不動産の合計額は、10,000,000円 + 8,000,000円 + 50,000,000円 = 68,000,000円です。

次に、負債額を差し引いて課税対象額を求めます。68,000,000円 – 20,000,000円 = 48,000,000円となります。

その後、基礎控除額を適用します。2023年の基礎控除額は、30,000,000円とします。
課税対象額から基礎控除額を引いた金額が、課税対象額となります。
48,000,000円 – 30,000,000円 = 18,000,000円となります。

最後に、課税対象額に税率を適用して相続税額を求めます。2023年の相続税率は、以下のようになっています。

  1. 10%(課税対象額が1,000万円以下)
  2. 15%(課税対象額が1,000万円を超え、5,000万円以下)
  3. 20%(課税対象額が5,000万円を超え、1億円以下)
  4. ・・・

Aさんの課税対象額は18,000,000円なので、15%の税率が適用されます。
相続税額は、18,000,000円 × 15% = 2,700,000円となります。

Aさんの妻のBさんと子ども2人(CさんとDさん)が相続人です。
法定相続分に基づいて遺産を分割する場合、Bさんが2分の1、CさんとDさんがそれぞれ4分の1ずつを相続することになります。
相続税も同様に、法定相続分に応じて分担されます。

つまり、
Bさんが1,350,000円(2,700,000円 × 1/2)
CさんとDさんがそれぞれ675,000円(2,700,000円 × 1/4)
以上の相続税を支払うことになります。

相続税の計算は、複雑な場合がありますが、基本的な手順を理解しておくことで、正確な計算ができるようになります。
また、相続税に関する問題や疑問がある場合には、相続診断士や税理士に相談することがお勧めです。
専門家は、相続税に関する最新の情報や知識を持っており、適切なアドバイスやサポートを提供してくれます。
相続税の計算方法を学び、適切な手続きを行うことで、相続がスムーズに進み、遺された家族や親戚の心配を軽減することができるでしょう。

相続でお悩み事がありましたら、「かつのオフィス」までお気軽にお問合せ下さい。